基本は借りない

便利なキャッシング!でもそのお金本当に借りないといけないの?

キャッシングローンはいまや豊かな生活を送るための生活ツールの一面を持っていますが、反面借りすぎによる多重債務に陥ることもあり、両刃の剣というのが実像です。冷静になって考えれば分かりますが、1万円借りたとして、返済に当たっては、これに利息が付いて1万円+αが必要になりますので、トータルで考えるとαの分だけ損をすることになります。実際にはこれに手数料なども掛かることもありますから、さらに負担は増える事もあります。

したがって、純粋に経済的なことを考えれば借りないほうが得なのは言うまでも有りません。しかも借りなければ返済に窮する可能性も有りませんので多重債務に陥ることも有りません。住宅ローンなどは住宅が資産として残りますから話は別ですが、それ以外のたとえば生活を充実させるためとか言う理由であるのであれば、先ず必要なのは、本当に借入れしなければならないのかということをじっくり考えることです。そして出来れば借りなくて済む方法を探しましょう。

考える際は自分ひとりで考えてはいけません。まずは配偶者、いなければ両親、高齢の場合は子供、そういった家族がいない場合は親戚関係、上司や同僚でも良いでしょう。自分だけでは、どうしても考え方が偏ってしまうため、別の価値観を持つ人が必要です。もし最初から反対されると考えられるような借り入れ理由であるのであれば、借りないことです。これによって相談してでも借りなければならないと考えられるものだけに絞れる事になります。

それでは相談するという仮定で話を進めます。まず借金の理由がギャンブルや買い物依存などでどうしても止められないものということであれば、借金をするのではなく依存症の治療を行う方向で考えてください。これらの理由の場合には早いうちに手を打たないと、借金が膨らんでしまったり、精神的に追い詰められてしまうこともあります。依存症かも知れないと思ったら、まずは心療内科で診察を受けることを考えるべきです。決してキャッシングなどを利用してはいけません。

次に考えられるのは借金の返済のための借金です。これが進むと多重債務に陥り、最終的には自己破産に至ることも有ります。したがって、この場合には借金をすることを考えるのではなく、借金の連鎖を止める事を考えることが必要です。次は生活を維持していくという理由です。しかし特に理由も無く借金をしなければならないという生活は、レベルを落として借金をしなくても良い様にする方向で考えなければなりません。このようにして借りる前に先ずは借りないようにすることを考えてください。

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