キャッシュカードってなに?

キャッシュカードでキャッシングはできない!適したカードは?

多くの人が勘違いしていること。それが、「キャッシュカード」と「キャッシング」の関係です。

キャッシュカードってどんなカード?

キャッシュカードとは、銀行などの金融機関が発行しているカードのひとつです。

あなたがとある銀行で口座を作ります。そのときには通帳をもらいますよね。昔はその通帳が、銀行にとってのあなたの身分証でした。通帳があればお金を入れたり出したり自在にできるというわけです。

一方、現代では、お金を銀行から引き出したり預けたりするのには多くの場合機械を使います。町中にたくさんあるATMですね。

つまり、出先でかんたんにお金を引き出すことができる世の中になっています。そんなときに、通帳をいちいち持ち歩くのは大変。ですから、持ち歩きやすい本人確認用のカードで、身分証代わりにしているのです。それが、キャッシュカードです。

キャッシング?キャッシュカード?

ところで、「キャッシング」という言葉があります。キャッシングは、お金を銀行やカード会社から借りることの総称として扱われているカタカナ言葉です。

「キャッシュカード」と「キャッシング」。語感がとても似ていますよね。ですから、カードで借りるキャッシングとキャッシュカードがひとつのイメージになってしまって、「キャッシュカードがあれば銀行からお金が借りられる」という間違ったイメージが生まれてしまったのでしょう。

しかし、あくまでお金を預けたり引き出したりするためのカードがキャッシュカードであって、お金を借りる機能はない、ということを覚えておきましょう。

キャッシングするのはクレジットカード

それでは、「キャッシング」できるのはどんなカードなのでしょうか。

クレジットカードがそのひとつです。クレジットカードを持っていれば、現金を持っていなくても便利に買い物ができます。お金はあとからはらえばよく、しかも、自動的に銀行口座から引き落とされるからです。

そのクレジットカードには、「ショッピング枠」と「キャッシング枠」がついています。あなたの銀行口座にお金が十分にあって、そこからあなたの買い物の代金が引き落とされるのがショッピング枠です。

対して、今月はちょっと厳しいな・・・というときに、1ヶ月や2ヶ月あとに返済するために一時的にお金を借りることができる機能がキャッシングです。

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