消費者金融は総量規制の対象となる?

ピンチを救う!総量規制のない借入先はどこ?消費者金融では無理?

「総量規制」という名前だけは聞いたことがあっても、実際はどういうことかよくわからないという方も多いかもしれませんね。

総量規制は、かんたんに言えば「年収の3分の一」までしか借りられないという法です。これまで好きなだけ消費者金融から借りていた人には、少しピンチな状況かもしれません。お給料日前にピンチになったとしても、すでに年収の3分の一を借りてしまっていたら、新たな借り入れはできなくなるからです。

「そんな!!困る!!」と焦るまえに、知っておいてほしいことがあります。この総量規制は、基本的は私たちの生活を守るものだからです。その証拠に、総量規制の対象外となる借り入れが、ずいぶん余裕を持って存在しています。

人によってそれぞれ考え方は違うとは思いますが、総量規制の対象外になっているものはかなり幅広いです。たとえば、銀行からの借り入れはすべて総量規制の対象外です。それだけでずいぶん幅が広がります。

また、不動産担保による貸付や、自動車の貸付は総量規制対象外です。自動車ローンのことは心配しなくて良いということですね。高額医療費も同様です。

一方、総量規制の対象となるのは、小口の貸付です。つまり、消費者金融から10万円・20万円と借りるのは、すべて総量規制の対象となります。消費者金融からの借り入れは総量規制の対象ということですね。

まとめると、住宅や自動車など大きい買い物をするときのローンは年収の3分の一以上でも構わないが、比較的早めに返済しなければならない小口の借り入れは年収の3分の一にしておきなさいね、ということでしょうか。

総量規制は、私たちのついついの借りすぎを防ぐという目的で作られました。返済に苦しむ人を一人でも減らすため、また、多重債務で苦しんでヤミ金に手を出してしまう人を減らすためという目的もあります。

理論上は確かにそうではあるのですが、総量規制のせいで、かえって生活が苦しくなって、総量規制のない(ことにしてしまっている)ヤミ金に手を出してさらに大変になってしまう、という人が増えないとも限らないと思います。どちらにせよ、自分の身は自分で守らなければなりませんね。

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