収入が無い場合には生活保護の利用を

キャッシングローンを収入代わりに使う場合は生活保護を利用しよう

最近の日本の経済情勢は大変苦しく、バブル崩壊後はデフレが進み経済規模が縮小していく始末で、以前は大きな収入があり、かなりレベルが高い生活を営んでいた人が、生活レベルを大きく下げざるを得ないような境遇に陥ることも珍しいことではありません。こういった中でリストラも進んである日突然、職を失い収入を断たれる人も大勢います。従来であればこういう場合には失業保険を貰う間に次の仕事先を探しますが、現在ではなかなか見つけることが出来ない場合もあります。

このため失業保険の利く期間を過ぎてしまうと、本当に無収入になってしまい路頭に迷うことになります。このため年収制限がかからない間はキャッシングローンを利用して生活を維持しようという人がいますが、よく考えればこれは大変無謀なことです。境遇は分かりますが、経済的に見れば収入の見込みがないのに借入をしても返済の見込みは有りません。遠からず破綻することは間違い無いのです。ですから、暫くは凌げるとしても使ってはいけない禁じ手ということになります。

もし収入もなく、就職の見込みもないということであれば、キャッシングローンなどに逃げるのではなく、生活保護の申請を考えるべきです。収入がなく生活の危機を迎えたときの最終的な救済方法として用意されているのが生活保護ですので、躊躇う必要は有りません。日本国民としての権利ですので困ったときには利用すべきなのです。たまに生活保護を受けるのは羞じであるように考える人がいますが、それは間違いです。今の日本ではそういう人でも何時そういう状況になるかもしれないのです。

経済状況がこのような状況なので、いつ改善され好景気になるかも分かりませんし、人口ボーナスの時代が終わって、これからは人口オーナスの時代になり、今後とも経済は縮小するという仮説が正しいとすれば、そう簡単にこの状況は抜け出せないことになります。したがっていつまでもキャッシングローンで繋ぐことなどそもそも無理なのです。ですから、収入のないときにキャッシングローンなど使ってはいけません。

経済状況と高齢化問題、少子化問題などで今後生活保護を利用しなければならない人は増加していくことが考えられます。しかし憲法に保障されている以上、日本国民は一定以上の生活をする権利があります。困ったときには使えるものは使いましょう。ただし、最近では不正受給の問題が大きな注目をされていますので、今後の申請が難しくなるようなことが無い様に、不正な申請は絶対にしてはいけないということは忘れないようにしてください。

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