買い物依存症はキャッシングしてはいけない

買い物依存症の人にはキャッシングローンを利用させてはいけません

パチンコ依存症と並んで女性に見られる病気に買い物依存症があります。これは使うでもないブランド品を買い漁っていないと落ち着いていられないというもので、当然すぐに自分やご主人の収入など使ってしまいます。それでも買い続けないといられませんから、貯金にも手をつけることになり、家族に発覚してしまうか、さらにキャッシングローンを使って買い続け、経済的に破綻するまで行って、苦境に陥る人もそう少なくは有りません。

このような買い物依存症の人には当然ですがキャッシングローンの契約などさせてはいけません。改正貸金業法ができる前は、年収の3分の1までというような規定は無く、無職でも借りることが出来ましたから、専業主婦も買い物依存症になる場合がありましたが、改正貸金業法ができてからはご主人の同意が必要になって数が減りました。しかしまだ結婚していないOLなどの場合は収入もあり、キャッシングローンの契約が出来るため、湯水のようにお金を使ってしまうことになります。

家族は、監視しろというわけでは有りませんが、様子がおかしい場合、特に毎日のように買い物袋を提げて帰ってくるようなときは、よく話を聞いて早めに異常を掴む事が必要です。一人暮らしをしているような場合でも、友人や会社の同僚は異常を感じたら、やはり話を聞くようにするべきです。気付いたときにはもう自己破産しかないというようなことが無い様に、お互いに相手のことに関心を持つ事が必要です。

話を聴いた上で、どうも買い物依存症ではないかと感じたら、すぐに診療内科を受診させましょう。買い物依存症は本人だけでは治せないと考えておいた方が無難です。買い物依存症に陥るのには様々な原因があり、治療は専門家でなければ出来ません。原因によっては治療に家族の参加も必要になる可能性があるため、家族も一緒に受診するのが良いでしょう。長期間を要しても自己破産に追い込まれるよりは本人にとっても家族にとっても、ずっと良い選択のはずです。

買い物依存症は病気です。浪費家などと言って叱っても何も解決しません。かえって精神的に追い詰める結果になって、症状が進んでしまう可能性すら有ります。大きなお金を使ってしまったということで家族にも大きな傷を残しますが、みんなが協力して医師の指示に従った治療をしていくのが最も良い方法です。もし治療を受ける事無く、買い物もさせないような状態が続けば、症状は更に進んで、日常生活すら送れなくなることも有りますので、細心の注意が必要です。

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