住宅ローン審査と消費者金融の関係

住宅ローンの審査も消費者金融の利用も両立させることができる?!

銀行に勤めている友人に聞いた話です。住宅ローンを申し込みに来たお客様が気にやむ中で多いことのひとつは、過去の消費者金融利用のこと、または、過去の自己破産やブラック扱いになったことだそうです。

過去に消費者金融の利用で失敗してしまった。返済に困って債務整理したことがある。など、数年前から数十年前のことを気にかけている方が多いということです。

過去に消費者金融の利用があったり、自己破産したりしたら、住宅ローンは借りられないのでしょうか。

友人が言うには、「過去の消費者金融関連のことはそこまで大切な審査基準ではない」ということなのです。

住宅ローンの審査で見る場所はひとつではありません。大切なのは、「現在返済する能力があるかどうか」です。ですから、過去の、しかも十数年前の消費者金融経歴は、ほとんど影響がないといえるのです。ブラック扱いになったことがあっても、現在の状況で、きっちりと住宅ローンを返済できると銀行などが判断した場合、住宅ローンの審査にあなたも通るでしょう。

さて、これを踏まえて、現在進行形での消費者金融利用について考えてみましょう。住宅ローンの審査には響くのでしょうか。

住宅ローンではあなたの返済能力を見ます。ですから、たとえ消費者金融の利用があったとしても、返済の遅れがなかったり、そこまで大きな金額ではなかった場合、「この人には返済能力がない」とは急に決め付けないでしょう。

体験談の中にも、消費者金融の利用があっても住宅ローンの審査に通ったというものもけっして少なくありません。

一方、車のローンであったり、消費者金融のローンだったりが少しでもあれば、住宅ローンの審査には絶対に通らないという意見もあります。確かに、もしあなたが住宅ローンを貸す側であれば、少しでも借り入れのある人に大切なお金を預けるのに「ぜひ喜んで」というわけにもいかないかもしれませんね。

住宅ローンの審査に落ちるというのはけっして珍しいことではありません。消費者金融以外の理由でも通らないことがあります。ただでさえ通るのに難しいということは、返済するのにもそれ相当の苦労があるということと同意義です。住宅ローンを考えるなら、まずは自分の安全を守るために、消費者金融利用を止めるなどで整理をすることが懸命です。

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