借入額1万円でも多重債務になる

馬鹿にしてはダメ!1万円のキャッシングローンが多重債務に発展する

キャッシングローンは審査も比較的通り易く、借入額も殆どの場合大変小口のため借りるにあたって、返済計画などを立てる人は多くは有りません。必要なときに借りて、なんとなく返済しているというのが普通でしょう。これで済んでいる間は良いのですが、お手軽なだけに、慣れてくるとついつい借りてしまうようになる場合が少なく有りません。そうなってくると、借入額がだんだん増加していくことになります。最初は1万円だったものが、いつの間にか借り入れ限度額近くになっている場合も有ります。

さてそうなるとおいそれとは返せなくなりますから、人間が次に考えることは、別から調達することです。もう一つ別のキャッシングローンを用意してそちらからの借り入れが始まります。このあたりで将来の自分の破綻する姿が見えれば、引き返すことも出来るかもしれませんが、なかなかここから引き返すのは難しいのが人間というもので、残念ながらこれを繰り返し、次第に法律の上限である年収の3分の1に近づいていきます。さてもう別のまっとうな貸し手はありません。

多くの人はこのあたりで、周囲にも気付かれ、なんとか生活再建に乗り出すわけですが、一部の人はさらに他を当たる事になります。しかし法律も有りますから、貸し出しに応じる業者は違法なところつまり闇金ということになります。闇金に借りるようになったら、もうまともな生活をしている人には返済は不可能です。遠からず返済できなくなって、厳しい取立てが始まることになり、自分や家族が地獄のような生活に晒されることになります。

こうなってしまうと、自己破産したとしても、相手はそもそも違法な人たちです。そんなことはお構いなく追いすがってくる可能性があります。逃れるためには、警察に頼るしかないでしょう。違法な金利の取引ですから、元本含めて返済の必要は有りませんが、そういった業者とお付き合いがあったということが発覚するわけですから自分の信用は地に落ちます。いずれにしても地獄を見るわけです。闇金を利用することはまったく不合理なことだと言うことを知りましょう。

このように最初は1万円から始まったとしても、多重債務に陥る可能性は常に存在するのです。どこにでもその落とし穴は開いているのだと理解しましょう。ですからキャッシングローンを借りる際には、たとえ1万円であっても、自分の収入に見合ったしっかりした返済計画を立てて、さらに1件の融資が完済するまでは、再度の利用はしないというような自己管理の方法をしっかり決めておくようにすることが必要ではないでしょうか。

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