必ず行う必要がある返済シミュレーション

返済できるか出来ないか!まずは返済シミュレーションをやってみよう

お金を借りたときに最も気になるのは、本当に返していけるのかということです。しかしキャッシングの場合利用額が非常に小口のため、このような心配をする気持ちが希薄になりがちで、じっくり考える機会を作らない人も多いのではないでしょうか。返済が破綻してしまった人の中には、この時点でじっくり考えておけば破綻を回避できた人も大勢いるはずです。ですから小口と言えどもこのような機会を持つことは極めて重要なことになります。

ではどうやってじっくり考えるかということになりますが、それは返済を融資を受ける時点から完済するまでシミュレーションすることです。それなら行ったと言う人がいるかもしれません。しかし多分それは金融機関のホームページにある返済シミュレーションを行ったと言うことだと思います。この返済シミュレーションはシミュレーションとは言いながら借入額と返済期間を入力して返済額を計算するもので、単なる計算であって、お世辞にもシミュレーションなどと言うものでは有りません。

シミュレーションと言うのは実際の状況を仮想的に実施して、返済して行けるかを見ることであって、返済額を計算することでは有りません。この為には返済期間中の自分の収入と支出を出来るだけ正確に予想することが必要です。正確性を上げるには前年の同時期の収入と支出を参考にして季節変動なども加味することが必要です。さらに返済がぎりぎりの状態では、突発的な出費に対応できませんから、ある程度の余裕を持たせることも忘れてはいけません。

こうして返済までの各月の収入と支出が予想できれば、どの程度の余裕ができるかが分かりますから、これが返済金額を上回っていれば返済できることになります。ここまでやってはじめて返済シミュレーションということです。もし返済できないということであれば支出内容を見直してみてください。不要不急の支出を削るなどをして再度シミュレーションしてみましょう。それでも駄目なときは返済期間を見直すことも必要になります。

なかなか返済が出来ないときは、そもそもその借り入れ自体に無理があると考えたほうが無難です。自分の返済能力ではその借り入れはできないと言うことです。したがって前提を曲げておかしなシミュレーションを行うのではなく、借り入れ自体を一度白紙に戻し、本当に借り入れが必要なのか、借入額をもっと減らせないかなどから考え直すことが必要です。必要なお金であっても、返済の破綻が予想されるようなキャッシングはしてはいけません。

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