無担保でも審査は通るのか

キャッシングローンには基本的に担保は必要ありません

昔は金融機関(つまり銀行)からお金を借りる場合、必ず担保と保証人を求められていました。そこに風穴を開けたのが消費者金融で個人の信用を元に比較的小額を無担保で融資するというものです。しかし以前の担保という考えが日本人には染み付いており、一定以上の年齢の人には無担保ということのほうが不思議に見えてしまうようです。このため消費者金融を利用する場合でも担保のことを心配するような人が未だに存在しています。

結論を先に言うと、キャッシングローンでは担保は必要有りません。安定した収入があり、他から年収の3分の1を超えるような借入さえしていなければ基本的には融資は受けられます。そもそも消費者金融が出現した理由が担保や保証人の無い人にもお金を貸そうということにありますので、担保の心配は要らないのです。ただしキャッシングローンといえどもお金を借りることに違いは有りませんから、金融機関側から見ると担保という形では無くても、やはり何か資産を持っていたほうが融資はしやすいと思われます。

現在では、改正貸金業法によって全ての金融機関からの貸金の合計が年収の3分の1を超えることは出来なくなりましたが、以前は年収が無くても融資を受けることは可能でした。融資についての審査基準は各金融機関のノウハウですので極秘になっていて見ることは出来ませんが、それが預貯金であろうが、不動産であろうが、要するに返済できるだけの資産を持っていればよかったわけです。したがって現在でも審査においては担保という形ではないですが、利用者の資産状況が参考にされることはあるかもしれません。

ただし、担保が必要ということが悪い面ばかりではないことを理解しておくべきです。担保になっているにしても、しっかり返済できればそれで良いわけですし、返済に困るようなことがあっても担保さえ渡せば、それ以上困るようなことにはなりませんでした。しかし、現在の信用保証では、返済に困った場合には、他からお金を探してくるか、債務整理して、最悪の場合自己破産するしか有りません。法的整備が進む前にはこのような場合ひどい取立てなども横行していたことを思い出してください。

担保を取ったほうが良いか、信用保証でよいのか、意見は分かれるところですが、現在では小額の融資では殆どの場合担保は必要なくなっています。担保が無いから借りられないと思っている皆さん、借りることを奨励するわけでもないし、借りなくて済むものなら借りないほうが良いとは考えますが、少なくとも手続き的には、キャッシングローンを使う場合には担保は必要はありませんので、困っている場合には、思い悩んでいないで、積極的に利用してみてください。

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