住宅ローンがあっても審査は通るのか

住宅ローンがあるとキャッシングローンの審査に影響が出るのか

バブル期には一般人にはなかなか手が出せなかった持ち家ですが、バブル崩壊後には不動産価格も下がり、購入に踏み切る人も増加に転じています。不動産特に住宅を購入する場合にほとんどの人が利用するのが住宅ローンです。住宅ローンは大きな金額になりますので非常に返済期間が長くなる特徴が有ります。もちろんその金額は年収どころではありません。デフレ経済の中で給料が減り、返済に四苦八苦している人も少なくは無いでしょう。

しかしここで一つ疑問が出てきます。改正貸金業法によれば利用している全金融機関の融資総額が年収の3分の1までしか借りられないのだとすると、住宅ローンを借りてしまうと、他のローンたとえばキャッシングローンなどはもう借りることが出来ないのだろうかということ疑問です。よく考えればそもそも年収より多い住宅ローンはもう借りられないのかとう疑問を抱く人もいるかもしれません。しかし法律はうまく出来ていて、借りることが出来ます。

改正貸金業法によれば住宅ローンや自動車ローンは対象外扱いになっています。特に住宅ローンはキャッシングローンなどと違い住宅の購入が目的ですから、不動産という資産を持つ事が出来るため、別格扱いになります。したがってこのようなローンは年収の3分の1以上になっても借りることが出来ますし、別途キャッシングローンを借りることも出来ます。ただし住宅ローンや自動車ローンを借りる場合には当然ですがキャッシングローンよりも厳しい審査が行われますので、誰もが借りられるものでは有りません。

ですから、これからキャッシングローンを借りようとする人は住宅ローンを使っているからといって、申し込みを遠慮している必要は有りません。必要であれば積極的に利用してください。ただし収入的が減ってしまい住宅ローンの返済が厳しいので、キャッシングローンをつかって返済に回そうと考えているような場合には、よく考えたほうが良いと思います。返済が苦しいのが一時的だった場合、それでやりくりできるのであれば利用すべきだと思います。

しかし、返済の苦しい時期がいつ終わるか展望が無いような場合には、キャッシングローンでいつまでも繋ぐことは無理です。年収の3分の1まで使った時点で破綻するということです。ですから、もし住宅ローンの返済に窮している場合には他の方法を模索したほうが良いでしょう。破綻してしまったら、悪くすると自己破産です住宅などと言っていられません。この際思い切って有利な条件で売れるときに住宅を売るなりすることを考えたほうが良いはずです。

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