どの商品でも返済計画が必要

キャッシングローン返済の鍵はしっかりとした返済計画の存在です

キャッシングと言うのはそもそもローンとしては非常に小口の融資を指しますので、通常のローンであれば借り手のほうも一応の返済計画を持ちますが、残念ながらキャッシングの場合には返済計画自体を作る事も無く、軽い気持ちで融資を受ける人が多いのが実情です。しかし小口の融資だからと言っても借金は借金であって必ず利息をつけて返済することが求められることに違いは有りません。

しかし例えば1万円を借りた人に言わせれば1万円ぐらいの借入で返済計画なんで面倒なだけだと言うことになってしまいます。ところがこれは1万円に対して返済できるだけの余裕資金がある人の話です。10回で返すとすると月々千円ちょっとと言うことになりますが、利用者の収入が月10万円だったとしても返せそうだと判断してしまいがちですが、ところが支出が99900円だったとすると余裕資金は100円と言うことになって返済は破綻します。このように返済に対して収入だけで判断すると失敗します。

したがって、返済では返済期間中の月々の余裕資金がどの程度になるかをできるだけ正確に判断しておく必要が有ります。これには前年の同じ時期の季節変動なども考慮し、突発的な出費にも有る程度耐えることが出来るだけの余裕も残し、返済が可能かどうかを判断することが必要です。そうすれば返済期間中の返済シミュレーションを行うことが出来ます。そこまでしなくてもと言う人がいるかもしれませんが、そこまで行っても破綻する人はいるのです。

返済シミュレーションが完了したら、それを返済計画にまとめて、はじめて融資を受ける準備が整います。融資を受けた後は月々計画通り行っているかをチェックするようにしてください。もし計画が狂い始めたら、すぐに原因をはっきりさせます。はっきりしたら原因を取り除きなるべく計画を元に戻すようにします。戻せない場合には、以後の返済計画を見直す必要が有ります。ここで原因をはっきりさせずにおくと狂いがだんだん大きくなって、取り返しのつかない事態になってしまう可能性があります。

返済し終わったら返済計画を見直し、うまく行った点、狂いが生じた点を明らかにして、次の借り入れのときの基礎資料として使ってください。このような資料が溜まってくれば、返済計画の精度は徐々に上がっていくことになります。返済計画は立てるのが非常に面倒ですが、一度しっかりしたものを立てればある程度安心感を持って完済まで終えることが出来ます。ですから、面倒だと思っても返済計画が出来るまでは借りないということを鉄則にして下さい。

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